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・管径800mmでの山岳推進工事である。
・泥岩層の地山強度比が低く(GN≒2程度)、地圧発生の可能性があったので、掘進機後方にセミシールド機、中間地点に中押管を配列し、万が一の場合での推力の分散を計画した。
・地中に微量の有毒ガスが確認されていたので、掘進機内にガス検知器を装備し機内のガス濃度の有無を立坑上の操作室で24時間体制にて監視できる設備を設置した。
・推進開始当初は、流木の出現で苦労もしたが、岩盤区間は概ね順調に施工できた。懸念事項であった地圧発生もなく、有毒ガスも機内には流入せず無事に到達した。
・到達精度は良好であり、(株)植木組様と当社の測量技術での成果として、大いに満足する結果となった。 |